撮られて嫌な映像
Googleの「ストリートビュー」を使ってみて驚きました。「映しすぎなのでは?」という声を聞きます。「ストリートビュー」が今後どういう使い方をされるかは個々の判断ですがまずは長い目で見極めることが必要のようですね。こんな時代がやって来るなんて。テレビ番組では、店先の看板にある電話番号や、車のナンバープレートにはモザイク処理がされている。ただ、芸能人の自宅住所を公開することはNG。
有名人と一般の人との違いなのでこれはわかりやすい。でも、賛否両論ありますね。「Googleマップ」で自宅の屋根を確認して感動しましたのが、次はここまでリアルに街中を映し出せるとは。世の中にあるもので結果として重大な問題が発生したことで中止になることが多いが絶対必要不可欠なものはセーフのよう。街ぶら系(街中を練り歩く)や、旅番組などで通りすがりの家の中や、家族構成を映すのはOKなのはたぶん放送するに当たって事前確認はしていると思いますけど、人によっては悪用しかねない。芸能人のプライベート映像を勝手に撮影するのはOKでその親族はNG。
本人が撮られて嫌な映像はOKでも住所がダメっていうのは本人にとって同じ不利益でも「悪用されて重大な問題が発生する恐れ」のあるものはNGになりやすいよう。ほぼ確実に個人が特定される具体的な数字や個を特定する情報はダメみたい。隠し撮りを行うドッキリ企画では通行人に、水商売のドキュメンタリーでは客の顔にモザイクが入ることがある。個人番号記載の電話帳や学校の連絡簿、高額納税者公示制度などは個人情報保護法もあってか無くなった。公共の情報で利便性や知る権利がどこまでプライバシーに割り込んで良いかが人によって価値観が違うので判断基準に議論を巻き起こすことになる。
どこまでが良くて、どこまでがダメかの結論は未来に先送りされそう。(内容にもよります)訴えても後者の意見は通るが前者は退けられる。乗っ取りなどを警戒しているため。だから、国会議事堂内やテレビ局内は建物内の道順をハッキリと映さないようにしている。街の中の撮影した映像が良いのか?悪いのか?包丁が悪用されても販売され続け、長い刃物が悪用されると販売をやめる。
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